こんにちは、comoriです。
今回は、馬の絵の描き方をご紹介します。
骨格から順番に描いて、馬らしく仕上げるコツをわかりやすく解説していきます。
馬の絵って、なんだか難しそうに見えますよね。
脚が細長いし、首とお尻の丸みのバランスも取りにくいし、たてがみの流れも独特。
そう感じて、途中で描くのをやめてしまった経験がある人も多いんじゃないでしょうか。
でも実は、馬の絵は「骨格→肉付け→清書→着色」という順番さえ守れば、誰でも一気に描きやすくなります。
この記事では、その4つのステップをひとつずつ丁寧に分解して解説していきます。
さらに、リアルなタッチの馬だけでなく、かわいいデフォルメ馬の描き方や、毛色ごとの塗り分け方までまるごとカバーします。
読み終わるころには、「馬ってこう描けばいいんだ」という感覚がつかめて、実際に手を動かしたくなっているはずです。
それでは、さっそく基本の考え方から見ていきましょう。


馬の絵を描く前に知っておきたい基本の考え方
馬の絵がうまく描けない一番の原因は、いきなり輪郭線から描き始めてしまうことです。
輪郭線は「見た目の結果」でしかないので、土台がないまま描くとバランスが崩れやすくなります。
この章では、馬の体をパーツごとに分解する考え方と、リアル系・デフォルメ系どちらから練習するべきかを整理します。
馬の体はどんなパーツでできている?
馬の体は大きく分けると、頭・首・胴体・4本の脚・たてがみ・尻尾の6パーツで構成されています。
このうち特に難しいと感じやすいのが、首から肩にかけてのライン、そして脚の関節の位置です。
馬は犬や猫と違って首が長く、胴体との接続部分に独特の傾斜があるため、パーツごとの役割を意識して描くことが上達の近道になります。

リアル系とデフォルメ系、どちらから練習すべき?
結論から言うと、初心者はデフォルメ系から練習するのがおすすめです。
理由はシンプルで、デフォルメ系はパーツの省略や誇張が許されるぶん、骨格の狂いが目立ちにくいからです。
一方でリアル系は骨格や筋肉の位置が少しズレただけで違和感が出てしまうため、ある程度パーツの役割を理解してから挑戦するほうが挫折しにくくなります。
【骨格編】馬の基本構造をシンプルな図形で捉える
胴体と首の傾きを丸と楕円で決める
まず胴体は横長の楕円、首は斜めに傾けた細長い楕円として描きます。
このとき重要なのが、首の楕円を胴体の楕円に対してやや上向きの角度でつなげることです。
馬は首の付け根が肩よりも高い位置にあるため、この角度を意識するだけで一気に馬らしいシルエットに近づきます。
脚の関節位置を線で結んで骨格を作る
脚は棒人間のように、関節ごとに点を打ってから線でつなぐ描き方が分かりやすいです。
前脚は肩・ひざ・足首の3点、後脚は股関節・ひざ・足首・かかとの4点を意識すると、馬特有の「後ろ脚の折れ方」が自然に表現できます。



【肉付け編】骨格に筋肉と輪郭をのせて生き物らしくする
骨格ができたら、次はその上に筋肉と体のボリュームをのせていきます。
この章では、首から肩にかけてのラインと、お腹からお尻にかけての丸みという、馬らしさを決定づける2つのポイントに絞って解説します。
首から肩にかけてのラインの描き方
首から肩にかけては、まっすぐな線ではなく、緩やかなS字を意識して輪郭を引きます。
馬の首は根元が太く、頭に近づくにつれて細くなる形状をしているため、この変化をつけることで生き物らしい柔らかさが出ます。
お腹からお尻にかけての丸みの出し方
お腹からお尻にかけては、直線的に描くと硬い印象になってしまいます。
胴体の下側は緩やかな曲線で膨らませ、お尻の部分は骨格の楕円よりも一回り大きく丸みを持たせるのがポイントです。
この丸みの差をつけることで、馬特有の力強い後ろ姿を表現できます。

【清書編】ラフをクリーンアップしてたてがみ・尻尾を描く
肉付けまで終わったラフ線は、そのままだと線が重なって見づらい状態になっています。
この章では、線を整理してきれいな輪郭に仕上げる方法と、馬の印象を大きく左右するたてがみ・尻尾の描き方を解説します。
線を減らして輪郭を整えるコツ
清書の段階では、ラフで描いた複数の線の中から「一番自然に見える1本」だけを選んで残します。
残す線を決めるときは、骨格編で決めた比率から大きく外れていないかを確認しながら進めると、崩れを防げます。
たてがみと尻尾に動きをつける描き方
たてがみと尻尾は、馬の絵の中でも特に「生きた動き」を感じさせられるパーツです。
一本一本を均等に描くのではなく、太い束と細い束を交互に配置し、風になびくような流れを意識すると立体感が出ます。
尻尾も同様に、根元は太く、先端に向かって数本に分かれるように描くと自然な仕上がりになります。


【デフォルメ編】かわいい馬イラストを簡単に描く方法
ここまではリアルよりの馬の描き方を解説してきましたが、この章ではぐっとハードルを下げて、かわいいデフォルメ馬の描き方を紹介します。
パーツの数を減らし、丸みを強調するだけで、初心者でも簡単に馬らしいイラストが描けます。
顔の輪郭とパーツ配置のコツ
デフォルメ馬の顔は、細長い楕円をベースに、目と鼻を輪郭の下半分に集める配置にすると可愛らしさが出ます。
輪郭の角を丸くするだけでも、リアル系に比べて親しみやすい印象に変わります。
耳・目・鼻で表情を出すポイント
耳の角度、目の大きさ、鼻先の丸みという3つの要素を調整するだけで、馬の表情は大きく変わります。
耳を前向きにすると好奇心旺盛な印象に、後ろに倒すと警戒している印象になるため、表現したい感情に合わせて耳の角度を変えるのがおすすめです。

・目と鼻は輪郭の下半分に集める
・耳の角度で表情が大きく変わる
【着色編】馬の毛色と質感を塗り分けるテクニック
線画が完成したら、次は着色です。
馬は毛色のバリエーションが豊富な動物なので、この章では代表的な毛色の塗り方と、立体感を出すための陰影の入れ方を解説します。
栗毛・鹿毛・白馬などの毛色の塗り方
栗毛は赤みのある茶色をベースに、たてがみと尻尾を同系色かやや濃い色でまとめます。
鹿毛は体を茶色にしつつ、脚の下部とたてがみ・尻尾を黒に近い色にすることで、メリハリのある毛色に仕上がります。
白馬を塗る場合は、真っ白のままだと立体感が出にくいため、影の部分にごく薄いグレーや水色を差すと自然に見えます。
陰影の入れ方で立体感を出すコツ
陰影は、骨格編で決めた体のボリュームに沿って入れるのが基本です。
首の付け根、お腹の下側、脚の関節周りなど、体がへこんでいたり重なっていたりする部分に影を入れると、絵に立体感が生まれます。
光の当たる方向を1つに決めてから影を入れることで、色の塗り分けに一貫性が出ます。



馬の絵を描くときによくある失敗と直し方
最後に、馬の絵でつまずきやすいポイントと、その直し方を整理しておきます。
- 脚が細くなりすぎる→骨格編で決めた関節の位置を再確認し、関節周りに太さを持たせる
- 首と胴体の接続が不自然→首の楕円を胴体よりやや高い位置から生やすように描き直す
- たてがみが板のように見える→太い束と細い束を交互に配置し、隙間を作る
- 色を塗ると平面的に見える→陰影の光源方向を1つに統一し、へこんでいる部分に影を追加する
これらのポイントは、どれも骨格や肉付けの段階に立ち返ることで解決できるものばかりです。
うまく描けないと感じたときほど、清書や着色ではなく、骨格の比率を見直してみてください。
まとめ|馬の書き方は「骨格→肉付け→着色」の順で上達する
まずは丸と楕円だけのシンプルな骨格から、気軽に描き始めてみてください。


私も最初は、馬の絵に苦手意識がありました。
馬は難しそうに見えますが、順番を意識して描いていくと、少しずつ形になっていくのが楽しいモチーフです。
私自身も、細かく描き込む前に骨格や全体のバランスを意識することで、描きやすくなりました。ぜひ難しく考えすぎず、楽しみながら馬の絵を描いてみてください。
よくある質問(FAQ)
馬の絵が苦手な人はどこから練習すればいい?
いきなり細部を描き込むのではなく、まずは丸と楕円だけで骨格の比率を捉える練習から始めるのがおすすめです。
骨格の比率さえ身につけば、リアル系・デフォルメ系どちらの馬も描きやすくなります。
リアルな馬とデフォルメの馬、練習に向いているのはどっち?
初心者はデフォルメ馬から練習するのがおすすめです。
パーツを簡略化できるぶん、多少骨格がズレても違和感が出にくく、描き続けるモチベーションを保ちやすいからです。
アナログとデジタル、馬の絵はどちらで練習すべき?
どちらでも骨格を意識する考え方は変わらないため、今使いやすいと感じるほうで問題ありません。
ただしデジタルの場合はレイヤーを分けて骨格・肉付け・清書・着色を別々に管理できるため、修正のしやすさという点では練習効率が上がりやすい方法です。






